
「満員電車」という言葉は今のストレス社会では耳慣れたキーワードの一つになっています。
主に通勤・通学時間帯に起こるすし詰め状態の電車内を思い浮かべますね。
私は地方出身なので、この満員電車はテレビでしかみたことがなかったです。
この通勤ラッシュの被害を受けた事はないですが、実際に満員電車を味わっていない私でも不思議に思う点がいくつかあります。

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何故「優先座席」は存在しているのか?
最も理解できないのは優先座席の存在です。
こんな事を言うと、「年配者や妊婦、ケガ人に配慮できないのか!」と怒られそうな気がしなくもないですが(笑)
当然私はそんな冷酷な事を言うのではなく、何故、「優先」なのかという事。
「優先」という言葉では条件にあてはまる人がいなければ健常者でも座って良い事になります。
しかし、恥ずかしい事に「優先」と「専用」の意味を理解できていない大人が非常に多いです。
更に、見た目では分からないような病気を持っているのかもしれないのに、「若いから」という理由だけで、
「若者が楽してるんじゃない!」
「他に座らないといけない人がいるだろ!」
と謎の叱責を受けるのです。ニュースをみていると、この手のトラブルをよくみかけます。
若者は優先席に座ってはいけないというレッテルがはられているのかもしれません。
「専用」ではダメなのか?
では「優先座席」という言葉をやめて「専用座席」ではダメなのか?
という声を数年前からよく耳にします。
しかし、私の意見としては最適解とは思いません。
何故なら「専用」にする事で健常者だらけの車両には空席が出来てしまうからです。
話は変わりますが、満員電車に乗ったことがある人なら誰もが経験した事があるであろう「謎の空間」を目にした事はないでしょうか?
この空間は心理的な考えから出来ていて、電車の扉付近から離れるにつれて徐々に混み具合が減るといったものです。
「次の駅で降りるからドア付近にいきたい。」
「この混雑した状況で奥に行けない。」
何故か人は扉付近に集まります。
私は電車に乗った際は次の駅で降りない限り、出来るだけ奥に行くようにしています。
そのほうが肩がぶつかりあったり、手すりを掴めない確率が減るからです。
ほんの数メートル進んだだけで快適な空間が得られ、扉方向に目をやると、人と人がひしめく異常な光景がみられます……。
話は脱線しましたが「専用」座席が出来ると満員電車がより混雑する恐れがあります。
やはり、「優先」のままにしておくのが良いのではと改めて思いました。
そもそも優先座席という扱いは辞めた方がいい
「優先座席」の存在で我々は無用な争いに巻き込まれる恐れが多く、
見た目にも分からない優先座席に座るべき人が、周りに配慮してもらえずに座れない事も多いです。
ならばいっその事、優先座席は無くしてはどうでしょうか?
そして優先座席が必要な方はそもそも満員電車に乗る事自体がかなりリスクの高い事ではないでしょうか。
ならば少しでも国から助けを出して、バスやタクシーの乗車を勧めていったほうが良いと思いました。
