
会社や学校で部下や後輩に何かを教える際、実は伝えきれていなかった、なんて経験ありませんか?
よく昔の人は「1を聞いて10分かるように努力しろ。」と無茶な事を言った物です。
口頭では15%しか言った内容は伝わっていないというデータもあります。
百閒は一見にしかず ということわざもあるくらい、具体例を提示出来るのであれば即やったほうがいいのですが、
口頭だけで伝える場合は分かりやすく、ポイントを押さえて説明する必要があります。
ではどうしたらよいでしょうか?
Contents
前提を確認する
相手の前提となる知識、経験を確認しましょう。
前提が分からないまま説明すると、根本的に理解できないパターンです。
専門用語等は特にあてはまるのではないでしょうか。
重要な箇所を強調する
ポイントを絞らずにだらだらと説明を始めれば、何が重要なのか受け取り難いです。
学校の先生は「ここ試験に出ますよ!重要!」と親切に教えてくれますよね。
メリハリをつけなければ肝心な箇所が伝わらない可能性が出てきます。
構成を工夫する
思いついた事から説明していませんか?
時系列で並べたり、簡易な物から選択して説明しなければ受け取り手側が混乱します。
小論文を意識して話の構成をまとめると良いかもしれません。
比喩を活用する
専門用語等は相手も初めてなので、理解に遅れが生じますね。
なので、なるべくわかりやすい例えを提示する事がベストです。
パソコンを触った事がない方に対して、メモリやHDD、CPUといった単語は理解できません。
学習机をイメージしてもらって、メモリは机上の広さ、HDDは引き出しの大きさ、CPUはそれを使う人間の頭の良さ
とでも表現してみてはいかがでしょうか?
用語の選択
とはいえ、専門用語はなるべく使わないほうが良いです。
相手が専門用語を理解しているか確認をとるべきですが、その時間すら惜しい場合は使わずに説明する方法を考えましょう。
速度の調整
人それぞれ理解速度は違います。
ゆっくりだけど一度覚えたら忘れない場合と、
理解度は早いけど数日経ったら忘れていた場合では、
前者の方が圧倒的に良いです。習熟できるように丁寧に一つずつ教えていきましょう。
理解度をチェックする
自分が説明したい事に対して途中経過ポイントを設け、
その都度確認を行います。相づちを打っているけど理解していなかった、勘違いが起きていたなんて事で
二度手間にならないように気を付けましょう。