
私はベトナムが好きです。
ベトナムといっても、北部と南部で大きく分かれるのですが、南部のホーチミンが好きですね。
北部のハノイや中部のダナンが嫌いというわけではありません。
ダナンは特にアジアのモルディブと呼ばれるぐらい海がきれいで、リゾート地としては最高です。
首都は北部のハノイですが、栄えているのはホーチミンな気がします。
国としても力を入れているのはホーチミンではないでしょうか。
今回は私が思うベトナム、ホーチミンの魅力を紹介していきます!
Contents
そもそもベトナムってどんな国?
まずは日本人の皆さんからするとデメリットに感じる点を挙げていきます。
【デメリット1】ベトナムは社会主義共和国
日本は民主主義なので、この点がまず大きな違いです。
政府は警察は絶対で、さからってはいけません。
まして、政府を悪く言う批判行為は罰則がかせられます。
「注意されるだけでしょ?」ではなく、実際に懲役数年がかかるのです。
日本人だからといって情状酌量の余地はないので注意しましょう。
この話だけ聞くと怖く感じますが、実際は普通に暮らしていれば何の問題もありません。
警察が絶対権力を持っているとはいえ、職権を乱用する人ばかりではありません。
まして、国際問題に発展するので日本人の皆さんをはめてやろうという人は少ないです。
【デメリット2】食生活の違い
ベトナム人は屋台などのローカルフードを食べています。
私も屋台のバインミーと呼ばれるサンドイッチのようなものや、食堂で魚や野菜を食べました。
正直、お腹を壊してしまいました。
衛生環境は日本よりかなり劣っていると感じます。
しかし、これはあくまでローカルな店での話です。
ホーチミンのような都市部で、店舗をかまえている飲食店であればまず大丈夫です。
ベトナム通のかたは「氷は食べないほうがいい」とおっしゃっていますが、それも今では改善されています。
屋台などで食事をすませると日本円にして、わずか数100円で一日の食費をまかなえますが、やめたほうが良いでしょう。
【デメリット3】バイク天国である
これはデメリットとして挙げるかどうか悩みましたが、私としては悪い点です。
理由は2つあって、まずは交通量が半端ないことです。
横断歩道に信号がついていないことが当たり前で、歩行者はバイクのすきまをぬって歩かなければなりません。
これが慣れていないと怖いんですよね。
たまに走って渡る人がいるんですが、すごく危険なのでやめたほうが良いです。
もう1点は、排気ガスの臭いが強烈です。
そこらへんにバイクが走っているので、空気が悪いんです。
近年では地下鉄が出来て、いずれ改善されるとのことですが、バイク社会が終わるのはまだまだ先でしょうね。
さて、ここまでデメリットを紹介しました。
ここからは私が思う、ベトナムのメリットを挙げていきます。
【メリット1】気候がいつも暖かく過ごしやすい
365日いつでも半そで半ズボンで過ごせるくらい暖かい国です。
雨季でも、毎日のように土砂降りの雨が降りますが、ものの2時間ほどでやみます。
皆慣れているのか合羽を着るのははやいですね。
傘をさす人はあまり見かけません。
私は低気圧になると頭痛をかかえる性分でしたが、ベトナムではこれも改善されました。
また、気候が肌にあうのかアトピーが治ったという知人もいます。
気持ち的にはハノイよりもホーチミンは人も暖かいです。
ウェルカムな感じはしますね!
これは日本でも沖縄の人は情に熱いというイメージそのものではないでしょうか。
【メリット2】食事が美味しい
写真はホーチミン市にあるMarouと呼ばれるチョコーレート屋さんです。
Marouは日本のデパートにも売っていますが、ベトナムより2~3倍の値段がします。
もともとフランスの植民地だったベトナムでは、このような洋菓子店も豊富です!
デメリットとして先ほど挙げましたが、まともな飲食店の食事は日本人にとても合います。
フォーやバインミー、生春巻きやバインセオなど、健康的で美味しい食事が楽しめます。
日本で揚げ物や洋食ばかり食べている生活だった私も、ベトナムでは健康的で美味しい食生活が出来ました。
また、野菜を多くとっている国なので若者の肥満率もかなり少ないです。
おしゃれなデパートで高そうなディナーを楽しんでも1人3000円行かない程度です。
お店自体もヨーロッパのおしゃれなカフェ風などと魅力が盛りだくさんですね。
【メリット3】日本語と英語だけで生活できる
ベトナム語を新たに覚えるのはなかなか難しいです。
英語はふだん日本で長年くらしてきた私たちにとって身近なものです。
エネルギーやアップ、ダウンなど外来語は多く使われています。
しかし、ベトナム語はまったくなじみがありませんよね。
記号が使われていたり、発音がそもそもかなり難しいです。
「ラム」という単語だけでも「林」なのか「仕事」なのかなど、まったく異なる意味を持ちます。
さらに北部と南部で言い方が違ったりしますので、なおさら混乱してしまうのです。
ベトナム人同士でも会話に勘違いが起こるくらいなので、外国人の私たちがベトナム語を完璧に覚えるのは難しいです。
ですが、安心してください。
都市部では日本語か英語がわかる人が多く、とくに飲食店やホテルでは英語でのやり取りが当たり前なのです。
最終手段としては翻訳アプリを使うことで、やりとりは容易です。
私自身、タクシーに乗ったときにベトナム語しかコミュニケーション手段がなく、知っている単語を話したあとに翻訳アプリで単語を見せていました。
なので、言語による壁も高くはないといえるでしょう。
【メリット4】発展スピードが速い
10数年前のベトナムは観光地ではありません。
戦争が終わったばかりのベトナムでは乞食が溢れかえり、貧しい方が多かったのです。
今そびえたつデパートやビルも当時はありませんでした。
しかし、ここ数年で発展速度はめまぐるしく、高層ビルはどんどん建っています。
近年では地下鉄も出来る予定で、交通改善にもなります。
日系企業もかなり進出していて、ベトナムを豊かな国になるよう積極的に動いています。
日本よりも若者は増え続けていますし、ベトナムの未来はとても明るいものだと思われますね。
【メリット5】アジアの中心である
ベトナムはアジアの中でもほぼ中心に位置しています。
日本からは6時間かけていくようなマレーシアやカンボジアも、ベトナムからは2時間ほどで到着します。
バスで移動できる国もあるので、私達からする「海外」のイメージとは違うのかもしれませんね。
「海外」は海の外と書きますから、島国の私たちと比べると感覚が違うのかもしれません。
輸入や輸出するにもコストはおさえられますし、物価も安い。
日系企業がベトナムに進出するのも十分なほど材料がそろっていますね。
以上が私の思うメリットでした!
今のベトナムはまだまだ発展途上国ということもあり、不便な点も多いです。
しかし、不便だからこそ日本のありがたみは分かりますし、一度は旅行で行ってみるのもおすすめです。
もし気が向けばベトナムに住んで、発展していくさまを見届けていくのも素晴らしいと思います。
ぜひベトナムの魅力をご自身の目で確かめてみてくださいね。