
こんにちは。
ベトナムの南に位置するホーチミンは、日本でいうところの大阪のような場所です。
北のハノイが標準語で、南のホーチミンには方言があります。
同じ単語でも発音が少し違ったり、言葉そのものが違う場合もありますが、中でも注意したいのが「階段の数え方」です。
これから詳しくご説明したいと思います!
ベトナム語の「階数」
ベトナム語での「階」は「tầng」です。
基本的にはtầng のあとに数字をつけるだけなので、1階の場合は「tầng một」もしくは「tầng 1」ですね。
ただし、ホーチミンの場合は1階を「tầng trệt」と言います。
フリガナをつけるとしたら「タン チェット」です。
2階が「tầng một」3階が「tầng hai」といった感じですね。
つまり、ホーチミンのかたが、
「tầng mộtに来てね!」と言ったら、それは2階を意味するのです。
数字だけを聞き取ったら、ほとんどの方が1階に向かってしまうと思います。
難しいですね。
余談ですが、私は三重県出身です。
三重県のご年配のかたがたは、3日後を「ささって」と言います。
東京ではささってという表現がないので、「あさって?」と聞き間違えてしまうことがあるそうです。
そのため、仕事などの重要なシーンでは「3日後の〇日(木)にお願いいたします。」など、明確な日付を伝えるのが賢明です。
しかし、階数の数え方はどうすれば正しく伝わるのでしょうか。
恐らく、待ち合わせをする場所がハノイかホーチミンかによって変わるのだと思います。
ハノイで「tầng một」と言われれば1階のことでしょうし、ホーチミンなら2階を指すのでしょう。
でも、ホーチミン出身の方が集まってハノイのオフィスに行く場合は、2階になる……?
分からなくなってきました。
わたしの憶測では埒が明かないので、実際にベトナム人の友人に質問してみました!
私「ベトナムって北部と南部で階数の言い方が違うみたいだけど、ホーチミンでは何て言うのかな?」
友人「tầng G が日本で言う1階で共通だよ。文字で表現することはあまりない。」
とのことです。
つまり「tầng trệt」はあまり使われないようですね。
確かに数字で表したほうが分かりやすいですね!
まとめ
階数を間違えたとしても、同じ建物にいるので大きな問題に発展することはないと思います。
ただ、こういう言い方があると知っているだけでも知識として面白いですね。
ベトナム人と話すときの話題としても使うことができます。
この情報が少しでもお役に立てば幸いです!
それでは。