
最近話題のハンドメイド作品ですが、安いものだと数百円、高いと数万円を超えることもあります。
勝手な偏見で、ハンドメイド作品といえば主婦が副業でちょこちょこっとやるものだと思っていました。
しかし、数万円を超えるものを個人が大量に売りさばけるとなると……収入はすさまじいことになりますよね。
そんなハンドメイド作品ですが、値段をつけるのは製作している当人の自由です。
材料費や手間を考えて、価格設定をされていますが、この価格を巡って賛否両論の声があがっています。
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値下げ交渉はご法度?
こちらをご覧ください。
ハンドメイド高いって言われるやつ
DMで来ました。
手間賃高いと言われましても
手間賃ないと次が作れないんです。
わかって頂けたら幸いです。
最後まで平行線でしたのですみませんがブロックさせて頂きました。 pic.twitter.com/58Hbb1td4b— Blue*Forest@デザフェスG289 (@kaito_x2525) 2018年11月5日
購入を希望している方が、値下げを要求している様子です。
材料費が100~200円という点を考えると、1,200円や1,500円で設定しているのは高すぎるのではないかという意見ですが、どうでしょう。
まあ、500円で!というのもケチ臭いな~と思いますが。
この方も慈善事業で活動されているわけではないので、1000円~1300円程度の利益であれば、
- 売れ残るリスク
- 手間賃
- 今まで売ってきた人達との差別
などを考慮して、値引きの要求には応えられないでしょう。

ハンドメイド作品で生計をたてられるか
ハンドメイド作品はとても人気があります。
ただし、1個作るのにどれだけ時間がかかるのか、利益と仕事量のコスパを考えなければなりません。
実際に作り始めて販売する前に、計画をたてていく必要がありますね。
現在、デザインフェスタに出典されるサークルは1500件弱です。
全てがハンドメイド作品オンリーというわけではありませんが、ライバルは非常に多く、レッドオーシャンとも呼べるでしょう。
そんななか、新たに参入する人たちがハンドメイド作品で生計をたてるには、
- 他にはない独自の魅力を生み出す
- 知り合いや友人に買ってもらう
- ステマする
- 取材を受ける
といった方法で、他との区別化を図る必要があります。
順に説明していくと、
他にはない独自の魅力を生み出す
文章のままですが、他の人と同じ物を作っても売れません。
同じ物で勝負するのであれば、人柄を見られます。
どうしても拘りがあって、そのジャンルを選択しているのでれば、他の物と区別化を図ることも出来るはずです。
ブログと似ていますね。
何かに特化した物で攻めると成功しやすいのではないかと思います。
知り合いや友人に買ってもらう
これは宣伝効果、制作意欲を沸かせるためです。
キーホルダーやネックレスを買った知り合いや友人に着用してもらえれば、宣伝効果が期待できますし、
自身の製作意欲もわきます。
実際にサークル活動を始めて間もない頃は、身内に購入してもらう方が多いです。
最初は価格を安く設定し、軌道にのったら本来の価格設定にしても良いでしょう。
ステマする
あまり好きな方法ではありませんが、あたかも売れる商品のように見せかける方法です。
具体的には匿名掲示板で第三者として宣伝したり、限定商品を10点作り、その内8個は既に売約済みとして貼り出すなど……。
余程ひどい作品でなければ、他との区別化が期待できますね。
ただし、正攻法ではないので、バレた時は叩かれます。
まあ、叩かれて炎上してなんぼな世界もあるかもしれませんが……。
取材を受ける
デザインフェスタなど、大手のイベントにはテレビも絡んできます。
全国放送の影響力はとても強いです。
知名度0でもテレビの力があれば、爆発力は計り知れませんからね……。
ただ、最近のテレビをみていて思うのは、テレビの取材を受けている人って事前に打ち合わせをしているのではないか?
と疑問をもったことです。
実はテレビ側の身内がサークル活動をしている?と勘ぶりました。
まあ、細かいことには触れないことにしますが、テレビの力借りたいですね。
ハンドメイド作品で年収100万円!
年収が100万円と聞いて、少ない!と驚いた方はやめたほうが良いでしょう。
一般的にハンドメイド作品にお金を出せるのは1,000円前後が相場です。
ハンドメイド通販サイトminneでは、販売価格は原価の3~4倍が適正価格と言われていますが、
仮に 4倍だとすると、材料費に1,000円かかったら4,000円で売るって事ですよね。
となると、上でも紹介したように他との差別化を図るハンドメイド作家は「価格」でも勝負が出来ます。
同じ様な物が1,000円と1,500円だったら安い方が手を出しやすいですし。
個人的には原価率よりも利益率で考えて、時給1,000円前後の仕事量で製作するべきかな~と思います。

そして年収100万円を、ハンドメイド作品のみで得ようとするなら、年間1600個以上売りさばく必要があります。
あくまで販売価格は1,000円、手数料や原価を差し引いて、1個あたり600円の利益をとれることが前提です。
1,000,000円 ÷ 600円 = 1666個
毎月140個、毎週35個売れないと、ハンドメイド作品のみで年収100万円は不可能です。
ちなみにテレビで取材を受けているような人たちは「年商」で語られていますよね。
利益ではないので、原価や手数料を含めれば年収数百万円の人も割合的にはいると思います。
ただ、彼らも利益として得ている額は、夢がないようですが低くなるでしょう。
まとめ
ハンドメイド作品は在庫を持つ必要もありますし、手間や利益を考えると、
新規が利益を求めて参入するには敷居が高いと感じます。
あくまで、売れなくても自分で使えるものや、趣味と割り切れる方向けですね!