
最近は一眼レフに魅力を感じ、日々カメラの練習をしています。
3年前にCanon EOS 8000Dを購入後、特に不自由なく使っていたのですが、この度、Canon 6D markⅡを購入しました!
APS-C機からフルサイズというだけでも大きな変化ではあるのですが、何故2017年の初夏に発売されたCanon 6D markⅡを今のタイミングで選んだのか、解説していきたいと思います!
Contents
Canon 6D markⅡとは何か
私がCanon 6D markⅡを選んだ理由は3つです。
- バリアングル液晶を採用している。
- 常用ISO感度が4万まで使用できる。
- バッテリーの持ちがかなり良い(5DmarkⅣの2倍はあるとの事)
バリアングルがバリ便利!
特にバリアングル液晶を採用しているフルサイズ機は6D markⅡのみです。
他機種ではチルト機構といった、上下にしか動かせないタイプもありますが、バリアングルと比べると使いやすさは一目瞭然です。
バリアングル液晶があれば脚立がなくてもハイアングルから撮影しやすく、水面などのリフレクションを撮影する際でも、しゃがんでカメラ本体を地面に近づけるだけで済みますね。
むしろ他の機種では撮り辛いシーンでも、6DmarkⅡなら撮る事が容易なわけです。
外付けモニターを付ければ良いのでは?と指摘されそうですが、それでは重力的にもコスト的にも重いです。
私はこのバリアングル機構に3万円の価値はあるのではないかと考えています。
ISO感度4万は別格
私はCanon EOS 8000Dをずっと使用してきました。
こちらは常用ISO感度は6400で、まして1000超えるようなものならノイズが発生しがちでした。
そのため、夜景などの暗所ではISO感度はせいぜい800、シャッタースピードで後は何とかする……といったものでした。
使用するレンズも限られる事で、もちろん撮りたい絵も制限されてきました。
ただでさえアマチュアのカメラマンが、プロよりも制限されたシーンで良い写真を撮るというのは無謀でした。
しかし、常用ISO感度4万のこちらを購入してからは、使用するレンズの制限やシャッタースピードを気にしなくてもよくなり、
6400までなら殆どノイズが気にならない程度に夜景を撮影する事が出来ています。
フラッシュを使用しなくとも撮れるので、動物や赤ちゃんの撮影にも効果を発揮しそうです。
バッテリーの持ちがかなりいい
これも他機種と比べるとかなり大きなメリットです。
6D markⅡより10万円高い5DmarkⅣよりもバッテリーの持ちはよく、朝から晩まで撮影しても何とか持ちこたえることが出来ます。
バッテリーグリップを使用しなくとも、予備のバッテリー1個持っていれば普通の人は十分ではないかと思います。
長時間バッテリー交換できない環境(タイムラプス撮影など)において、効果は絶大ですね。
ちなみに、元々本体は700g程度と軽量なため、バッテリーグリップをつけても持てない重さにはなりません。
マグネシウム合金ではないため、耐久性は負けますが、そこは一長一短ですね。
スマホやタブレットでワイヤレステザー撮影が出来る!
公式サイトには特に書かれていませんが、実質テザー撮影が出来ます。
公式アプリを使用して、Wi-fiで接続する事で、リアルタイムに撮影した写真をipad等に投影する事が出来ます。
そのままipadのlightroom等で編集してRAW現像という事も可能なので、出先で色味を調整して満足いく作品かどうかをチェックする事ができます。
今までは家に帰ってパソコンに写真を写してから現像作業をしていたので、その場で良い写真かどうかの判断は難しかったです。
この点は6D markⅡを買ってよかったなーと心底思いました。
デメリットは何か?
以前、有名なカメラマンがCanon 6D markⅡを選ばない理由として、
- 4K動画が撮れない。
- ダブルスロットではない。
- 他のプロ機種と比べると耐久性が悪い。
と意見されていました。
4Kタイムラプスの撮影が可能!
4K動画は撮れずとも4Kタイムラプス動画を撮影する事は出来ます。
こちらはインターバル撮影した静止画を繋げて4Kにするといったものです。
音声は撮れませんが、絵として撮る事ができるので十分ではないかと思います。
そもそも私は一眼レフでずっと動画を撮るシーンが無いので、元々動画機能は不要でした。
本格的に動画を撮りたいという方は動画に特化したSONYの機種などをオススメします。
本当にダブルスロットは必要?
また、ダブルスロットではないという意見ですが、私はSDカードが壊れてデータが破損した事は一度もありません。
信頼性の高いメーカーのSDカードをつけていれば、まず壊れることはないでしょう。
ブライダル写真など、どうしても一度しかないシーンの連続を撮り続ける環境にいく方にとってはダブルスロットにメリットを感じますが、
一般的な撮影であれば、いい写真が撮れたと思えば、それこそ他端末にバックアップとして即送るほうが無難です。
スロットよりカメラが壊れる確率のほうが高いと思っています……。
過度な耐久性って大事?
耐久性を高めることは、製品の材質を変える必要があります。
6D markⅡはプラスチックに対し、5D markⅣや1Dx等のプロ機はマグネシウム合金を採用しています。
正直、家電量販店で持った感想はめちゃくちゃ重かったです。
F値の高いレンズも着用すると2kg程度になるのではないでしょうか。
まとめ
最近のトレンドはフルサイズミラーレスで、軽量ながらもフルサイズに匹敵する良質な写真が生み出せることだと思います。
性能ももちろん大事ですが、ある程度のスペックに達するとその違いを見出すのは困難で、写真評論家の域に達します。
それよりも構図の方が大事です。その写真を見て人の心を動かすほうが大事。
良い写真は自分から動く事で撮れるものです。フットワークを軽くしてくれる6D markⅡを今度はしばらく使っていきたいと思います。