Vanguard ALTA FLY58Tの個人的レビュー

機材を運ぶ際、今まではリュックサックでの電車移動でしたが、

カメラ機材程の大きなリュックになると車内で邪魔になる事が多いし、何より腰への負担が気になっていました。

そこで今回見つけたのがVanguard社のALTA FLY 58Tというカメラキャリーを購入してみました。

Contents

ALTA FLY 58Tの概要

内寸(WxHxD)mm 310 x 490 x 175
外寸(WxHxD)mm 345 x 590 x 280
質量(kg) 4.77
タイプ ローリングバックパック
カラー ブラック
タブレット (インチ) 9
ノートPC (インチ) 14
容量(L) -

・機内持ち込み可能 *
・4輪トローリーと背負えるバックパック
・3つのセキュリティシステムを搭載
・インナーボックス取り外し可能
・多数のポケット付き
・ダブルセキュリティメッシュカバー
・14インチノートパソコン+タブレット収納
・三脚の持ち運び可能
・三脚ケースアルタアクションをハンギング可能
・レインカバー付き

ALTA FLY 58T
上記が本商品のスペックです。
とても良い商品ですが、万人受けとは言えず注意しなければならない点もありました。
実際に使ってみて、良かった点と悪かった点を書いていくので、カメラキャリーの購入を検討されている方の参考になれば幸いです。

三脚、ライトスタンドを取り付け可能

まず外側から紹介していきます。

キャリーの正面下に三脚やライトスタンドの底面を支えるポケットが格納されています。

このポケットを取り出し、バンドで縛ることで三脚やライトスタンドを固定できます。

収納時に50cm以下であればキャリーから飛び出しませんが、それ以上の高さであれば先端が突き抜けて危険なのでカバーを取り付けた方がいいです。

また、ライトスタンドを立てた後にキャリーとバンドで結ぶと転倒対策になります。

屋外でスタンドを立てる際には重宝します。

内部

中身
・カメラ+レンズ
・コマンダー
・ストロボ+アンブレラホルダ
・レンズ
・60×60ソフトボックス

中身は上記の様な感じで置いています。

仕切りは大サイズ(2枚)、中サイズ(2枚)、小サイズ(4枚)にわかれていて、

大サイズを曲げつつ大体の形を作り、中サイズと小サイズで仕切っていく感じです。

少し悩んだのがストロボの場所。立てて置ければよかったんですが、私の持っているストロボは少し飛び出てしまったので横向きにしました。

ただ横に寝かせるだけだと取り出しづらいかも?と思ったので写真の様に中サイズの仕切り版を曲げて入れています。

これによってバッグを全開にしなくてもストロボが取り出しやすくになりました。

こんな感じです!今はソフトボックスを取り出すために、どのみち全開まであけて使っています。

カバンの横に1脚を収納するスペースがあるので、ゆくゆくはアンブレラを入れようと思っています。

あとはタブレットやノートパソコンを収納できます。

ここにはipadを入れて、テザー撮影する際に使って行きたいと思います。

写真撮ってないんですけど、カバンの外側にポケットが2個ついていて、小物を収納することが出来ます。

NDフィルタやカラーフィルタ、Lensbaby omniやSDカードを収納しています。

機内持ち込みはオススメしない

このバッグで一通り全ての機材を入れることが出来ました。

出来ればストロボをあと数台、ソフトボックスを1個、ライトスタンド2本を収納したいところですが、

そこはケースバイケースで対応していく感じになります。

ちなみにALTA FLY58Tは機内持ち込み可能と謳っていますが、

主なエアライン23社の殆どが3辺の合計サイズ114cm~118cmと規定しているのに対して、

121.5cmあるので、オススメ出来ません。高さがアウトなので、条件を満たすにはキャスターを壊すしかないです……。

カメラキャリーによっては手荷物可能な物もありますが、次に問題となるのが総重量です。

手荷物として持ち込み可能なのはJALやANAで10kg、LCCだと7kgの所もあります20201119日時点)

カメラキャリーって結構重くて、このALTA FLY58Tも4kgオーバーです。

今回紹介した物を全て入れると10kgを超えます。

じゃあ預け荷物か?と問われると、TSAロックも無いしダイヤル錠は外側のポケットに対しては効果が無いし、中途半端です。

というわけでカメラ機材を一式、手荷物として持っていくのは無理です。

他は文句のつけ所がないので、機内持ち込みを想定している方にはオススメ出来ません。

プロはそもそも手荷物にしない

プロカメラマンの方に聞くと、そもそもプロは手荷物でカメラ機材を一式持っていくなんてあり得ないと言われました。

ペリカンケースという精密機器を運送するのに使われる頑丈なケースに重いレンズやフラッシュライトを入れています。

また、海外にプロとして派遣されるカメラマンは現地にサービスマンがいて、手ぶらで撮影に行くんだとか。

海外からプロカメラマンとして派遣されるなんて、きっとプロ中のプロだと思います。

話は脱線しましたが、今回紹介したALTA FLY58Tは電車や車移動であれば、とても便利です。

ではでは

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