ちくまエッセイ『ロマンではどうにもならないこともある。』感想

最近、エッセイを読むのにはまっています。

もともと読書が好きなので色々な本を読んできましたが、エッセイは一味違うんですよね。

本はフィクションからノンフィクションまでさまざまです。

しかし、エッセイは著者の実体験や思いなどが綴られているので、共感できる部分が多いです。

また、文章も硬いものから話し言葉のようにくだけたものまで色々あります。

難しい本を読むときは気合が要りますが、くだけた文章のエッセイなら、頭にスッと入ってくるので読みやすいです。

今回は、『ロマンではどうにもならないこともある。』というエッセイの感想をお話ししたいと思います。

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おすすめのwebエッセイサイト

わたしが最近読んでいるのは、ちくまwebのエッセイです。

エッセイは書店やkindleなどでも購入できますが、ちくまwebはインターネット上で無料公開されています。

お金を出して読むときもあれば、こうして無料の作品を楽しませていただくこともあります。

気に入ったエッセイがあれば、本誌を購入するのもいいですね。

『ロマンではどうにもならないこともある。』著: 藤谷 千明さん

こちらのエッセイは、ちくま2月号に掲載されていたものです。

無料で読めるので、よかったら読んでみてください。→こちら

このエッセイでは、藤谷さんご本人の体験が綴られています。

藤谷さんは現在、SNSで出会ったオタク友達と、4人でルームシェアをしながら生活しています。

家族でもなく、恋人でもなく、インターネット上で知り合った間柄です。

過去にTwitterで、老後を心配しているオタクの方々が「オタク友達みんなで同じマンションに住んで、共有スペースでアニメ鑑賞やグッズのお披露目会をしたい」と投稿しているのを見たことがあります。

あとは、「オタク専用の老人ホームがあったら入りたい」という声も聞かれますね。

わたしもオタクなので、老人ホームでアニソンが流れていたり、朝のラジオ体操がOPの振り付けに変わったりしたら、とても楽しく生活できそうです。

最近は結婚する年齢もあがり、結婚適齢期を過ぎても独身の方が多いです。

だからといって、焦ってどうでもいい人と結婚するのはよくないですよね。

本人が納得しているなら、結婚することも独身でいることもどちらも正解だと思います。

このエッセイでも、藤谷さんは血の繋がっている家族が信用できず、赤の他人のほうが信用できることもあると話しています。

家族だから絶対安心!絆は永遠!というわけではありません。

もし家族関係で悩んでいるかたや、独身でいることに悩んでいるかたがいたら、こちらの作品を読んでみて欲しいです。

まとめ

型にはまった生き方が正解ではないです。

他人の目は気にせずに、「自分がどう思うか」を基準に生き方を考えてみると、少しは肩の荷がおりるかもしれません。

藤谷さんのエッセイは実体験が綴られているので、人生の参考になると思います。

これからも気になるエッセイを少しずつご紹介していきます!

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