
BMPCC 6K PROを使い始めてから3ケ月近く経ちました。
最近思うのは、このカメラは2つの使い方にわかれるなと感じたことです。
1つはリグを装着してガチガチな装備で固めること。
ただこれだとカメラだけで5kg超えるのは当たり前みたいな感じで、結局外ではまだ使ったことがないんですよね。
っていうコメントもみました。
いやいや、カメラだから撮影してなんぼでしょ!って感じですが、実際に5kgのダンベルをいつも持ち歩くってのは無理がありますよね。
で、BMPCC 6K PRO単体なら1.2kgぐらい。
私はEF17-40 F4Lを付けているので総重量は2kgに満たない感じです。
これならちょっとでかい単焦点レンズを付けた一眼レフを持ち歩いているのとあまり変わりません。
「ポケット」という名前がついているからこそ、出かける時はサっと持ち歩けるようなスタイルも有りだと感じています。
二つに分かれる運用スタイル
というわけで、BMPCC 6K PROを運用する際には
・ガチガチ装備で固めるスタイル
・最低限装備で手軽なスタイル
に分かれるというわけです。
じゃあどちらがオススメか?と聞かれたら私は迷わず二番目の手軽なスタイルをオススメします。
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最低限の装備で運用する
BMPCC 6K PROはただでさえ重いです。無印6Kの1.5倍ぐらいあります。
しかしNDフィルタが内蔵されている事、バッテリー容量が大きくなった事を考えると納得できます。
また、外付けSSDを使用せずにCfastカードを取り付けると見た目も一眼レフみたいな感じになるんです。
左側面のカバーをパカパカさせながら、ケーブル垂らす必要がなくなります。
するとどうか?
街中で首から下げていても、そこまで周りに圧をかけなくてすむんです!w
ただ自分が手軽に持ち歩けるだけではなく、周りからの目も気にならなくなるので決定的な差だと感じます。
想像してみてください。
下記のようなデカいカメラを肩にかけて街中を歩いている人を……。
かなり威圧感ありますよね?
確かにガジェット好きな人からすると、色んな鉄がついていて魅力的です。
実際、マットボックス(一番左側についているやつ)はこれがあってこそシネマカメラでしょ!って思っていたので本気で買うか悩んでいました。
ただ、これを付けて撮影をするのって、プロの現場じゃなかったらかなり滑稽だと思うんです。
Youtuberが流行っているからこそ、街中でデカいビデオカメラがいてもそこまで気にならなくなったかもしれませんが、それは都心の話であり、
一般的にはテレビの撮影かと思われます。
BMPCC 6K PROの機能を最大限に活かせない?
ポケット要素にこだわるならBMPCC 6K PROじゃなくていいじゃん?
せっかくの機能(外付けモニタとの連結とか)が勿体ない!
といった声が聞こえてきそうですが、重い物を持ち続けているとだんだんと支えているだけで精一杯になり、
どう撮影するのがベストか?という考える力が低下するというのが私の経験です。
実際にガチガチなBMPCC 6K PROを運用しているYoutuberは少なく、プロの現場ではスタジオに三脚をたてて、フォーカスは専用のアシスタントがいたりするので、一人で運用する時と比べてはならないと思うんですよね。
こちらの方が動画でもおっしゃっていますが、BMPCC 6K PROはコンパクトだということです。
見た目の話だけではなく、NDが内蔵されたりモニターがチルト出来ることでアクセサリ無しで運用が可能なところです。
(記録媒体はCfastがオススメです。256gbで3万円ぐらいと少し高めですが、リグなどを買わなくて済むのは大きいです。)
なので他アクセサリを付けることで、これらの機能を使用しなくなるのって、それこそ最大限に活かせないのではないか?と考えます。
手持ち撮影では限界があるって?
これは私がジンバル無しで撮影した時の動画です。
とても滑らかだと思いませんか?まるでジンバルを使用したんじゃないかと疑われそうですよね?(自画自賛)
でもこれ、全部手持ち撮影なんです。
設定は50fps 100S.Sで出来るだけまっすぐ動くことを意識しつつ、
あとは編集で24fpsにし、付属のダビンチリゾルブを使ってスタビライズをかけています。
(5.7Kで撮影しているものが4Kまでカットされています)
いずれ海外旅行に行った時にも使いたいと思っていますが、ガチガチなリグで固めたカメラを海外に持っていくのって結構厳しいですよね。
なのでコンパクトは正義!というわけです。