
こんにちは。
ミニマリストという言葉は数年前に話題になりましたね。
これは必要最低限のものだけで生活をする人たちのことを指します。
今回、わたしは家のものを減らすことに挑戦しました。
今までも何度か挑戦しましたがいつも途中で諦めていたので、今回は最後までやり遂げたいと思います。
どのように物を減らしたのかについて細かくお話ししたいと思います。
Contents
ミニマリストに憧れた理由
わたしは持ち物がとても多いです。
引っ越しの際は大きな段ボール30箱分くらいの荷物を運び入れていました。
今思えば「引っ越しの時に処分しておけばよかった。」と思うものばかりですが、当時は手放すのが惜しくてつい持って行ってしまったんですよね。
荷物が多いとその分引っ越し代もかかりますし、物が多くて良いことは何もありません。
そこで「ミニマリスト」に憧れるようになったんです。
以前は衝動買いをしてしまい、買ったけど一度も着ていない洋服があったり、似たようなものを買ってしまうことがありました。
それは自分の持ち物を把握していなかったからです。
本当に大切にしているものなら思い出せますが、安くて気軽に購入したものは買ったことすら忘れてしまうんですよね。
ミニマリストになる、ならない関係なく、そういった適当な性格は直すべきだと思いました。
でも、いきなり物を捨てるといってもどこから手をつけたらいいのか分かりません。
まだ使えるのに捨てるのももったいないですし、もし手放して後悔したらどうしようと考えてしまいました。
そこで、無理やりミニマリストになるのではなく、まずはシンプリストを目指そうと思いました。
シンプリストとは
シンプリストとは生活を簡素化させるために、物を減らしたり部屋に統一感を持たせることをいいます。
ミニマリストのように物を減らすことが目的ではないので、必要だと思ったものは手元に置いていいんです。
服は何着まで!という縛りがないのでハードルが低くて始めやすいですよね。
ミニマリストとの共通点もありますが、初心者の方はまずは”シンプリスト”を目指すのがいいと思います。
シンプリストになる方法
それでは、わたしが物を減らすために行ったことを具体的にご紹介します。
①明らかなゴミを捨てる
まず、誰が見ても「明らかにゴミだな」と思うものから捨てました。
放置していたメモの走り書きや、いつか使えると思ってとっておいた空き瓶や空箱などです。
その時は”いつか使えるだろう”と思っても、実際には使わないでしまってあることがほとんどなんですよね。
特に空き瓶や空箱には注意です。
かわいいデザインのものや限定物などはついとっておきたくなりますよね。
しかし、そうやって何年も積み重ねていると家が空き瓶・空き箱だらけになってしまいます。
とっておくならひとつに厳選するなど、自分の中でルールを決めることが大事です。
②ふたつ以上持っているものはひとつにする
これはペンなどの小物類がよく当てはまると思います。
わたしはボールペンやマーカーをたくさん持っていましたが、同じ色のものがいくつもあるので使う時にどれを取ろうか迷ってしまうんです。
消せるボールペンの本体は10本ありましたが、実際にはひとつで十分です。
インクが切れたら替え芯を交換するだけなので。
10本もあると、黒だけ出ないものや、赤のインクが切れているものなどが発生し、3色すべて書ける本体がどれか分からなくなるんですよね。
それがとてもストレスでした。
いまは1本に減らしたのでインクがなくなったらすぐ交換して、常に3色使える状態になりました。
また、1本のペンに愛着がわいて大切に使おうと思えるようになりました。
他にも、定規、ホッチキス、メジャー、ふでばこ、のり、修正テープ、ハサミ、セロハンテープなどをひとつに減らしました。
ささいなことですが、”1つのものを大切に使って壊れたら買い替える”というスタイルはとても心地いいです。
それから、フォークやスプーン、食器なども家族の人数分以上持つのはやめましょう。
誰かが遊びにきたらどうするの?と思う方もいらっしゃると思います。
でも、年に何回遊びにきますか?
その時のためだけに常に多くの食器類をかかえるのは、スペースの無駄ですよね。
ホームパーティーをするときは使い捨ての紙皿を使うなど、工夫してみましょう。
③1年以上着ていない洋服を処分する
以前は洋服が好きで毎週のように購入していました。
ほとんど通販で買っていたので試着ができず、サイズが合わないものや色味がイメージと異なるものがありました。
そういった服は一度も着ずにタンスの奥で眠っています……。
せっかく買ったのに着ていないという状況は、服もかわいそうですよね。
そんなときはメルカリなどのフリマアプリに出品しましょう。
ただ捨てるというのはもったいないので中々踏ん切りがつきません。
利益がでなかったとしても誰かに譲渡することで、物を捨てる罪悪感から解放されますよ。
おすすめは服のまとめ売りです。
20着で3,000円程度ならすぐに貰い手が決まります。
※利益は考えないようにしましょう。
リサイクルショップの場合は100円にもならないと思うので、ぜひフリマアプリを活用してください。
④思い出の品は写真を撮ってお別れする
物を整理するときに一番やっかいなのが思い出の品です。
昔の写真、昔もらったプレゼント、手紙、寄せ書き、ぬいぐるみ、卒業アルバム、グッズ……。
どれも捨てがたいですよね。
でも、その思い出の品を毎日眺めていますか?
毎日は難しくても、最低でも年に1回は取り出して見ていますか。
……なかなか難しいですよね。
そういった思い出の品は写真に撮ってデータ化しましょう。
データ化してきちんとフォルダ分けしておけば、いつでも気軽に見ることができます。
「現物はとってあるけど全然見てないし、何があるのかすら把握できていない。」
というより、
「現物はないけど、たまに写真を眺めて思い出してる。」
というほうが有意義ですよね。
それに、自然災害や家事などで家がなくなってしまった場合、データ化していなかったものは永遠に失われてしまいます。
データも万全ではありませんが、バックアップをとっておけば現物を持ち続けるよりも失うリスクが大分低くなります。
⑤大きな家具を処分する
これは最終手段です。
この時点で部屋はかなりすっきりしていると思いますが、もう少しがんばりましょう。
わたしは今回、大型テレビ・テレビ台・ソファ・ドレッサーを処分しました。
テレビは1年以上観ていないので迷わず処分することに。
テレビ前に置いていたソファも必然的に座ることがなくなりました。
ドレッサーも昔はよく使っていましたが、今は机で化粧をしているのでわざわざドレッサーを使う必要がありません。
これらの家具はかなりスペースを陣取っていたので、家の中を圧迫していました。
粗大ごみとして回収してもらうのでお金はかかりますが、気持ちの面でもすっきりするのでよかったです。
物を減らして気が付いたこと
今回シンプリストを目指して色々ものを減らしてみましたが、結果は大満足です。
まだ完璧じゃない部分もありますがひとまずこれで納得できています。
今回学んだことはいくつかありますが、その中でも重要なことを3つお伝えします。
①物を買うときは捨てるときのことを考える
今までは衝動買いをよくしていましたが、物を減らしたことで買い物に対する考え方が変わりました。
インターネット通販で買い物をすると、関係ないものまでカートに入れてしまうことがよくありました。
ボタン一つで購入できるのでお金を払っている実感もなく、どんどん買ってしまうんですよね。
でも、いまはひとつのものを買うのにかなり考えています。
食器用洗剤やスポンジ、トイレットペーパーなどの消耗品はいつか無くなるものですし、生活に必要なものなので迷わず買います。
しかし、形として残ってしまうのは捨てるときのことを考えてから買うようになりました。
「このペン立て、素敵だけどいつまで使うかな?5年後も使える?今あるペン立てはどうするの?」
というように、自問自答するようにしています。
それでも欲しいという場合は、今あるものと交換してもいいでしょう。
そうやって身の回りをお気に入りのものだけにしていけば、新しいものが欲しくなることも減るはずです。
②今あるものを大切にする
身の回りがお気に入りのものになったら、あとはひたすら大切にしましょう。
たくさんあると「壊れたらまた買えばいいや。」と思って乱雑に扱う方もいらっしゃると思います。
しかし、物が少ないとひとつのものを大切に扱う気持ちが生まれます。
アクセサリーは定期的にお手入れをしたり、ペンも乱暴に扱わずに丁寧に置くなど、気持ちの面で変化が現れるのは素敵ですよね。
そういった穏やかな一面は必ずにじみ出ます。
わたしも物を大切にするようになってから、家族に
「最近怒りっぽくないね。」
と言われました。(いままでどれだけ怒ってたんだろう……ごめんなさい。)
③なくても困らないものは必要ないもの
物を減らしてみて分かったことは、必要ないものを抱え込みすぎていたということです。
押し入れの中には、引っ越しの段ボール(未開封)もたくさんありました。
物が減ると掃除もしやすいですし視覚的にもうるさくないのでリラックスできます。
便利グッズや100均のアイテムなども、その時は「いい!」と思っても実際はあまり使えないことが多いです。
そんな時は「いまあるもので代用できるかな?」と考えてみるのもおすすめです。
ゲームの攻略みたいで面白いですよ。
まとめ
部屋に物が多いと狭く感じますよね。
狭い部屋でも、物を減らせば快適に過ごすことができますよ。
自分に必要なものは何なのかよく考えて、できるところから整理してみてください。
それでは。