「ファスト映画」が映画界をダメにしてしまう理由

 

「ファスト映画」の編集者が続々と逮捕されていますね。

今回はこの「ファスト映画」は何故逮捕されてしまうのか、そして映画界にとって被害が大きい理由を説明させて頂きます。

 

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ファスト映画とは?

私はつい最近まで「ファスト映画」って何のこと?と疑問に思っていたのですが、どうやら一般公開されている映画を10分などの短い尺にまとめてしまうことだそうです。

 

1時間半~3時間ある映画を10分でまとめてあると、時間がない方にとってはありがたく感じるかもしれません。

でもこの「ファスト映画」は確実に映画関係者によって作られたものではありません。

映画界に深刻なダメージ

 

「ファスト映画」が作られてしまうと、数千万~数億円かけて製作された作品が観られなくなってしまう恐れが高いです。

あらすじからネタバレまでを10分程度で解説したものを視聴した後、どれだけの人が

 

少年
本編も観てみたい!
と思うでしょうか?私はネタバレを知っている作品、まして文章だけではなく映像を込みで紹介されています。
じゃあ他の作品を観る時間にあてたいと思う方がほとんどですよね。
また「ファスト映画」と呼ばれるジャンルは一般人によって作られる場合や、中には複数人が役割を分担して業務としてこなす場合があります。
続々と逮捕されている「ファスト映画」関係者は確実に
「作品を知ってもらうきっかけにしよう」ではなく「自分たちの利益になりそうな作品をファスト映画にする」といった考えを持っているに違いありません。

そもそも何故ダメなのか

この「ファスト映画」についてそもそも法律はおいといて何でダメなのか説明出来る?という声がネット上にありました。

ここでは著作権や肖像権などの権利問題は置いて説明させて頂きます。

 

例えば本屋に並んでいる本は全て作者がいて、出版社がいて、本屋に並んだ本が売れて商売として成立しています。

当たり前ですよね。

 

じゃあこの本が盗まれてネット上に公開されたらどうでしょう?

推理小説なのに登場人物と途中の展開、最後の犯人を書かれてしまったらどうでしょうか。

 

もうその本を読む気は失せますよね。

本来であれば売れるはずだった本が売れなくなってしまいます。

 

すると作者や出版社は泣き寝入りをすることになりますよね。

これが「ファスト映画」では映画関係者に大打撃を与えているわけです。

 

またVODサービス等にも影響は出てきます。

そして影響が出た分だけ全く関係のない一般人にお金が渡るという仕組みです。

怪しい求人に注意しよう

コロナ禍で求人が減る中、フルリモートで未経験から在宅勤務が出来る仕事はとても魅力的に思えます。
給与も悪くないことが多く、この記事を見て頂いている方のなかにも応募しようかな?と思った方もいるのではないでしょうか。
しかし、こうした「パソコン1台あれば大丈夫!」という仕事は法に触れる危ない仕事であることも多いです。
逮捕された方の中には「悪いことだとは思わなかった」と供述する方もいるでしょう。
自分が嫌な思いをする前に、自分がやっている仕事は大丈夫なのか?と危機意識を持つことが大切です。
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