Matterportと呼ばれるバーチャルツアーの決定版について調べてみた

 

店舗や美術館のHPをみていると、よく見かけるようになった「バーチャルツアー」と呼ばれるコンテンツがあります。

これはフォトグラメトリという写真を繋ぎ合わせたものや、360度カメラを用いて写真と写真をつなげるやり方で制作されるのが一般的でした。

 

しかし、ここ数年前にあらわれたアメリカ、シリコンバレーに本社を置くMatterport社による「Matterport」と呼ばれる特殊なカメラを用いたサービスが今熱いです。

 

 

実際の映像は上記のようなもので、これは赤外線カメラを用いて場所を認識し、立体図を制作しています。

Matterportの需要について

Matterportは店舗やカフェ、美術館など「客」が出入りするような施設において需要が高いと感じます。

とくにコロナ禍で一般客が出入り出来ない場所において、バーチャルツアーの制作によって全国各地へ宣伝することが出来ます。

 

先ほどご紹介した美術館では、実際に行く前に下見をしたり、行きたいけど行けない方が疑似体験できたりしますね。

また、コンテンツ内にタグを使って画像や動画を埋め込むことが出来ます。

 

使い方しだいですが、壁に広告を貼ってWeb広告として収入を得るということもできますね。

また、コンテンツの閲覧自体を有料にすることで現地での入場料とは別の収入確保が出来て効率的と感じます。

 

他にも様々なシチュエーションで活用されているようで、下記サイトでは作例を閲覧できます。

Googleストリートビューと何が違うの?

ぱっと見で私はこう思いました。

ですがGoogleストリートビューよりはるかにクオリティが良いのがMatterportです。

 

4Kカメラなので細部までみられたり、カスタマイズ次第で画像や動画を埋め込めるので店舗では商品説明にかなり役立ちそうです。

また、移動時の滑らかさが段違いです。

カメラの種類について

カメラは「Matterport pro2」「BLK 360」「iphoneなどのスマホ」「RICOH THETA」で撮影が可能な様です。

※2022年10月現在、Matterport pro3という後継機種が発表されています。

Matterport対応カメラと特徴

Matterport pro2 ・・・ 50万円程度。赤外線センサーを使うため太陽光の強い屋外では撮影できない。高画質。
BLK360・・・200万円程度。屋外でも撮れるけど画質はpro2に劣る。
iphone・・・10万円程度(iphone 12以降でないと精度が微妙) 安価だが画質はスマホのカメラ依存なのでよくはない。
RICOH THETA・・・12万円程度。360度撮影なのでスティッチと呼ばれる写真のつなぎ目に違和感が出ない。割とオールインワン?

※iphone以外は全てipad proが必要です。(撮影したデータをアプリ上で編集するため)

 

色々調べていて思ったのは、RICOH THETAが優秀ではないかということです。

下記はMatterport pro2を運用する動画ですが、6回に分けてカメラが回転して撮影をしています。

 

これ3~5m置きにやるみたいなのですが、ずっとカメラの周りをぐるぐる回るの結構しんどそうです。

THETAなら表と裏で分けて撮影ができるので、撮りやすさってのはTHETAが上かと思いました。

Matterportを用いる運用費について

Matterportは写真や動画と違って、Matterport専用のサーバーにデータが保管され、そこで運用されます。

なのでサーバー代が別途発生する仕組みです。料金は契約する枠によって異なりますが、25個で8,300円です。

※スターター(5枠分)ではMatterport pro2やBLK360に対応しないので注意が必要です。

枠は増やすにつれて1つあたりの単価は下がるようですが、個人や自社内で使用する場合は25個あれば十分でしょう。

iphoneで撮影する場合はアプリのインストールが必要

実際にMatterportとはどのようなサービスなのか、理解するには使ってみるのが手っ取り早いと思います。

App storeに「Matterport」と打ち込むと出てくるので、こちらのアプリをダウンロードします。

 

アプリを起動すると、1スペース分(1物件分)は無料で撮影できるので自宅など、撮ってみてはどうでしょうか。

ちなみに上中下で6回ぐらい周りながら撮影するので、手持ちだとガタガタな映像になるかと思いきやそこそこの出来でした。

アプリが非常に優秀なようです。

Matterportはカスタマイズ豊富!

MatterportはSDKやAPIを用いて付加価値を高めることが出来ます。

私はプログラミング部分は得意じゃないので簡易的な説明になりますが、バーチャルツアー内で進むべきルートを示したり、

タグをクリックしないとみられない映像を架空の壁に埋め込んで自動再生にしたり、3Dモデルを配置することも出来ます。

 

場所さえ撮ってしまえば、あとはカスタマイズ次第で色んな使い道があるということですね。

また、撮影データはBIMと呼ばれる3D CADで用いるファイル形式に変換することも出来るようです(有償で大体3万円ぐらいかかるとのこと)

 

Matterport pro2は精度0.1%ときわめて高いレベルなので、そこそこクオリティの高いデータが作成できそうです。

ちなみに私はBlenderに最近ハマっていますが、1から立体的な建物を作るって結構大変です……。

この技術を使えば既存の建物を撮影→BIMファイルへ変換→Blenderなどで3Dモデル化ということも出来ちゃうわけですね。

これ海外に行った時とか是非使ってみたいです。

Matterportを買うなら正規代理店がおすすめ

Matterportは国内に2社代理店があります。

Amazonでも買えますが、定価より高いですし修理サポートを考えると正規代理店一択です。

 

日本国内だと有限会社リビングCGまたは野原ホールディングス株式会社です。

ちなみに前者はYoutubeでも商品説明をしていましたので載せておきます。

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