
2019年8月発売時の定価は4万円弱だったAstro A50ですが、今は3万円位になっています。
ヘッドセットとしては値段が高いですがかなり評判がいいんです!
しかし、このヘッドセットには使用上の注意点がいくつかあり一時は購入を悩みました……。
色々調べていく中でマイナス点を踏まえても素晴らしい物だと思ったので、結局購入することを決めました。
今回は、わたしのように購入を迷われている方に向けて良い点と悪い点についてご紹介したいと思います。
Contents
まずは開封
届きました!
これ、めちゃくちゃ箱が大きくて頑丈です。
近くにあったリモコンと比較してみましたが、もう箱からしてタダモノではない感が漂っています。
箱を開けると中はこんな感じです。
ヘッドセットの上にあるのは光出力用のケーブル(1m)で、底面にベースステーションとUSBケーブル、説明書が入っています。
ベースステーションは幅、奥行きとも20cmはない感じです。
高さはヘッドセット込みでも25cmぐらいです。
今まで使っていたヘッドホンはフックで机にかけていたので、それと比べると少し場所をとるものの、見た目がカッコいいので良しとしましょう!
Astroのここがスゴイ① ワイヤレスなのに遅延が全くと言っていいほど無い
このAstro A50は2.4G HZ ワイヤレスと呼ばれる接続方式をとっていて、遅延がマジでありません。
Bluetoothのヘッドホンだと映像よりも0.3秒ぐらい遅れてる感じがありますよね。
音楽を聴くだけならいいのですが、遅延があると映画はもちろん音ゲーやFPSでは致命的なので……。
動作範囲は15mなので、大抵の場合は家のどこに居ても視聴できるのではないでしょうか?
例えば友人と通話をしながら別の部屋へ行っても、ベッドに寝転がっても大丈夫です。
さらに、ワイヤレスは有線と比べて本体が重くなりがちですが、370gと音質の良いヘッドホンと同じぐらいの軽さなのも驚きです。
ヘッドセットを購入する際に「Razer Nari Ultimate」という製品とどちらにするか悩みましたが、決定打となったのはこの重量の違いです。
確かRazer社の方は500g近くあったような……500mlのペットボトルを頭に乗せ続けることを考えるとちょっときついかなと思いました。

キーボードやマウスはRazer製なので、出来ればヘッドセットもRazerで統一したかったのですが、その気持ちを上回ってきたのがこのAstro A50です。
次は音質について触れていきます!
Astroのここがスゴイ② 音質がめちゃくちゃいい
ワイヤレスのヘッドホンとは5年位縁が無かったので、

という先入観がありました。
しかし……このA50の音質は今まで使っていた有線のヘッドホンよりもめちゃくちゃ音質がいいんです!
DOLBY AUDIOを採用しているので、映画やライブ映像の迫力は信じられないほど向上します。
音質マニアからしたらもうちょっとドンシャリしたいなどの専門用語が出てきそうですが、一般人からしたら最高級の音質だと思います。
ちなみにMOD KITという5000円程度で別売りされている耳パッド(革製)に変えることで、密閉感が増してより迫力+遮音性が上がるらしいです。
付けなくても現状でかなり満足をしているので必要ないかな?と思いますが、どれだけ効果があるのか気になるところです。
Astroのここがスゴイ③ つけていることを忘れるような密着感
ヘッドホンは締め付けがあるので出来ればあまり付けたくないです。
前に使っていたヘッドホンは1時間位つけていると頭が痛くなっていました。
でもこのA50は締め付け具合が絶妙なんです。
意識したら耳になんか当たってるな~、あ、ヘッドセットつけたままだった!と思うほど気になりません。
あとは首をまわした時に気付く位です。
支障がなければ家にいる時はずっと付けていてもいいんじゃないかって思えるほどです。
これは人によるかもしれませんが、付けていることにストレスを感じさせないという点に感動しました。
横の締め付けはありませんが頭頂部の接触部分が痛くなることがあります。
これは個人差があると思いますが、痛みを感じる時は間にハンカチを間に挟むなどして対策しています。
Astroのここがスゴイ④ イコライザ設定で様々な用途に合わせて使用できる
イコライザ設定については初期状態でもASTRO、PRO、STUDIOと用意されています。
これらを切り替えるだけでも音の違いは体感できると思いますが、ネット上ではこのイコライザをユーザーの好みに合わせて設定できる機能があるんです。
この設定項目をいじることで特定のゲームに特化した設定にしたり、映画やクラシック鑑賞に適した設定にするなど、用途にあわせて変えることができます。
例えばFPSゲームでは敵の足音を聞くのに特化した設定に、音楽はあえて中音域を下げて高音と低音のメリハリをつけるといった楽しみ方です。
設定は3つまで保存できるので、よく使う設定を入力しておけばヘッドセット側で切り替えられます。
わたしは通常用、ゲーム用、音楽用と分けて保存しています。
ここまではいい点をお伝えしましたが、続いて悪い点をあげていきます。
Astroのここが残念① 音が一瞬途切れる事がある
10分に1回ぐらいの頻度で音が途切れることがあります。
これはインターネットで調べても「ワイヤレスの宿命だ」と言われているので、まあ仕方ないんでしょう……。
何が原因かは分かりませんが、体感的には0.2秒ぐらい途切れています。
公認サポーターの方々は気にならないレベルなので大丈夫と話していましたが、映画や音楽に集中している時に途切れてしまうと気が散りますよね。
ゲームのプレイ中は特に気になることはないです!
Astroのここが残念② スタンバイモードはいらなかった……
このヘッドホンを寝かせた状態で机に置くと、数秒後にスタンバイモードに切り替わります。
持ち上げればすぐに復帰しますが、実は着けている状態でしばらく下を向いた場合もスタンバイモードになってしまうんです。
普通に使う人にとっては問題ありません。
しかし、このヘッドセットをつけた状態でプランク(腕立て伏せみたいな体勢を維持する筋トレ)をやる方はスタンバイモードが作動してしまいます。
人によっては充電の節約になるのでメリットなんですが、個人的にはいらないかな……と思います。使わないときは手動で電源を切ればいいだけなので。
残念な点はこれぐらいですね。なんだか無理やり書いた感がありますね。(笑)
続いては1番の問題ともいえるAmazonのクチコミにあった悪評価について触れていきます。
気になるAmazonレビューでの悪評価
AmazonでAstro A50のページをみると、ほとんどは良い評価がつけられていますが、5%ぐらいの割合で悪い評価をつけている方がいます。
どんな商品にも悪い評価をつける人は一定数いるので、本当に商品が悪いのか、妥協できる範囲なのか、それとも本人の使い方が悪いのかは分かりません。
2020年8月時点で出ている悪評価の中で目立っていたのは、突然ファームウェアの更新表示がバージョン0.0になり、聞こえなくなるというトラブル。
人によってはUSBを付け外ししたり、ヘッドセットをベースに一度置いたら解決したそうです。
これはソフトウェアの問題のようで、初期化することで直るみたいです。
ヘッドセットのDOLBY切り替えボタンと、右側にあるGAME音量調整ボタンを同時押しし続ける事で初期化、ベースステーションに戻す事で出荷前状態になります。
このファームウェアによる問題は、個人的にソフトウェア更新時にヘッドセットがベースステーションにしっかり設置されていなかった事が問題なのでは?と考えています。あくまで推測ですが……。
まとめ
Astro A50は悪い部分もありますが、それを上回る性能があるので満足しています。
ただ値段が高いので万人向けはしないですね……。
3万円あれば有線でもいいヘッドホンが買えると思います。
用途としてはやはりゲーマー向けなので、映画や音楽を本格的に楽しみたいという方は違う物を探したほうがいいかもしれませんね。
ゲームがお好きな方でどのヘッドセットを購入するか迷われている方は、A50の購入を検討してみてはいかがでしょうか?