
こんにちは。
先日、スーパーで購入した皮つきのじゃがいもを食べました。
小さなサイズのじゃがいもが袋に6個くらい入っていて、そのままレンジでチンするだけで食べられるものです。
皮に泥がついていたのでよく洗ってから袋に戻して、レンジで5分ほど温めました。
「バター醤油で食べよう!」と思い、わくわくしながらお皿に移したことを今でも覚えています。
そして期待を込めて一口食べた瞬間、
「……にがっ!!!!!えっ痛い!!!!苦!!!!!!」
となりました。
防腐剤などの食べてはいけないものを口にしたのかと思うほど、苦かったです。
しかも、舌とのどが焼けるように痛い……。
こんな経験は初めてです。
他のじゃがいもを試す勇気も出ないくらい衝撃的で、結局6個中1個しか食べられませんでした。
原因はいったい何なのでしょうか。
今回は、皮つきじゃがいもを食べた時に苦みや痺れを感じる理由についてお話ししたいと思います。
原因は?
じゃがいもに含まれているソラニンという天然毒素が原因です。
ソラニンが生成される条件は、
- ①いもが日光に当たる
- ②未熟なもの
などです。
今回わたしが食べたのは小さいタイプのじゃがいもだったので②に該当します。
食べてしまった際の副作用は、吐き気や下痢、おう吐、腹痛、頭痛、めまいなどです。
わたしも少ししか口にしていませんが吐き気とめまいが起きてしまいました。
それから謎の発汗もありました。特に暑くないのに、大量の汗をかいたので驚きました。
身体が拒否反応を示しているのでしょうか。
天然とはいえ、毒を食べちゃったけど大丈夫なの?と不安になりますよね。
人体に影響はないのか調べてみました。
ソラニンやチャコニンはジャガイモの芽に一番多く含まれています。ジャガイモの可食部分は、100 gあたり平均7.5 mg(0.0075 g)のソラニンやチャコニンを含んでいて、そのうち3~8割が皮の周辺にあります。 一方、光に当たって緑色になった部分は100 gあたり100 mg(0.1 g)以上のソラニンやチャコニンを含んでいるといわれています。
体重が50 kgの人の場合、ソラニンやチャコニンを50 mg(0.05 g)摂取すると症状が出る可能性があり、150 mg~300 mg(0.15 g~0.3 g)摂取すると死ぬ可能性があります。
引用:農林水産省
死ぬ可能性があるんですね……。
しかし、ソラニンの苦みと痺れは相当のものなので大半のひとが食べ進められなくなります。
死ぬ可能性があるというのは恐ろしいですが、気が付かずに致死量を食べてしまうということは考えにくいです。
でも、風邪を引いていて味覚がマヒしている場合などは注意が必要ですよね。
じゃがいもを食べるときは必ず皮を剥くこと。
それから緑色に変色しているものは食べないように気を付けましょう。
まとめ
まさかスーパーで売っている野菜に危険が潜んでいるとは思いませんでした。
じゃがいもの芽は以前から取るようにしていましたが、皮つきのじゃがいもは警戒していなかったので、今回身をもって勉強しました。
他にも知らないだけで食べ方に注意が必要な食材があるはずです。
野菜に関して言えばとにかく皮がついているなら必ず剥くこと、そして火をきちんと通すことを徹底しようと思います。
それでも何かに当たってしまうことはありますよね。
食材を食べてものすごく体調が悪くなったり、症状が継続する場合はすぐに病院へ行くことをおすすめします。
それでは。